春、バーニーズで

最後の息子」の続編だってことで待っていた文庫化。
これがあの「ぼく」?
と始めは違和感を抱いていたけど
それが良いのだと思う。
静かに階段を降りていくように、
今の「ぼく」と「ぼく」の距離感が縮まっていく短編集。
さらっと読めるけど、さらっと流せない。
「パーキングエリア」が吉田修一ぽくて一番良いな。


春、バーニーズで